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2006年11月13日 タイムス案内情報
PODシステム12社27機種を俯瞰

PODシステム12社27機種を俯瞰
待望の技術初心者向け書籍が誕生

宮本泰夫著「選択を間違えないためのPOD基礎知識」
方式・機構から考察するデジタル印刷の可能性


システム導入のための入門書

ポストCTPとしてデジタル第2期の技術を支えるものとしてクローズアップされているデジタル印刷機。わが国に導入されてから10年が経つが、その間に展開された技術と市場開拓への挑戦では、悲喜こもごもの経緯が秘められている。平坦ではなかった今日までの道程のなかで、国内外の優れた多くのメーカーが各社各様のコンセプトで方式と機構を熟成させ、一方では、果敢に取り組んだ企業各社が成果として誇れる実績を残し始めている。
デジタル印刷機10年の歴史とともに歩み、初期システムのトラブルを解決しながらユーザー導入を手助けしてきた著者・宮本泰夫氏が、これまでに蓄積した知識と経験を基に、オンデマンド印刷初心者に贈る道標としての入門の書。それが11月8日に弊社から出版された「選択を間違えないためのPOD基礎知識」だ。
オフセット印刷業界での導入を前提に、現有のフルカラーデジタル印刷機・12社27機種を対象に、各社の技術を分類・整理し、方式から機構、仕様・特徴まで全  項目で調査分類した一覧表は現状での技術を総覧したものとして、各方面から熱い関心が寄せられている。現在、弊社では全印工連業態変革推進企画室(矢部一憲室長)と日本グラフィックサービス工業会(添田隆男会長)の後援を得て、同書籍をテキストとしてセミナーを開催しているが、著者の講演と合わせて同書籍に高い評価が与えられた。

POD情報の共有化へ追加情報を提供

新分野の技術やシステムは、次々に新しく姿を変えていく。そうしたバージョンアップ情報を、後追いで提供していくことが、書籍購入者には約束される。すでに購入された本文中のデータが変化した場合でも、その部分のページ差し替えが行われるシステムになっている。
なぜそんなことが出来るのか。この書籍はA4サイズの2穴ファイリング方式で、100ページの本文が整理され、タイトル通りにオンデマンド印刷されていることを証明するために本文表紙の右方にはすり出し順位を示すナンバーが刷り込まれている。記載したシステムのバージョンアップや新製品の登場、逆に販売中止になった場合の情報を刷り直してお届けするシステムが取り入れられている。
各メーカーからは、詳細資料としての広告情報が掲載されているが、この部分でも新情報の提供がいつでも自由に差し替えられる。購買から1年間が、後追い追加情報の提供機関となっているが、セミナー参加者には、講演内容や討論内容など、そのセミナーで提供された情報は後追い情報として各人のメールアドレスおよび印刷物で届けられるシステムになっている。
こうした1年間の後追い情報の提供を含めて同書の価格は4200円(消費税込み)と送料740円(宅急便)を別途申し受けます。申込みとお問い合わせは弊社大阪本社読者管理部(TEL06-6311-0281.大阪市北区南森町1-1-26)まで。

デジタルプリンタ導入初心者の入門・活用書

10年前にデジタルプリンタが日本に導入されてから、わが国市場での利用技術は急速に拡大発展してきた。世界の著名メーカーが独自技術で優れた機構を開発し、特徴ある製品として完成させてきた経緯に負うところは大きい。同時に、日本市場導入の1号機からシステム機能と市場ニーズの整合性を見続け、それぞれのデジタルプリンタの機能特徴をアドバイスし続けてきた販売側の陰の努力に支えられてきたのも事実だ。
そうしたコンサルタントの一人である宮本泰夫氏(株式会社バリューマシーンインターナショナル)が、このほど当社とJPプロデュース協議会の求めに応じて、オフセット印刷業界を対象としたPODシステム導入のための基本解説書「選択を間違えないためのPODシステム基礎知識」を近く上梓することになった。
この10年間におけるオンデマンドプリンタの開発と普及経緯を紹介しながら、現有市場で注目される12社26機種のデータを、使う側の視点で分析・整理し、導入目的に合った機種選定の助言をする。同書の中で使われる専門用語は、巻末で解説が加えられるなど、デジタルプリンタに不信感を抱く人や、これから導入を検討しようとするPOD初心者にとって格好の入門・活用書が始めて誕生することになる。

セミナー開催「新たな市場・オンデマンド印刷への挑戦」

 弊社は、同書の発刊を機に、JPプロデュース協議会との共催、全員工連業態変革推進企画室の協賛を得て、「新たな市場・オンデマンド印刷への挑戦」と題したシリーズセミナーを11月8日東京、11月29日大阪の2会場からスタートさせる。
 同セミナー参加者は、JPプロデュース協議会が取得したトレンド情報を「広く一般に公開する場の提供」を、と設定したメディアプロデュースクラブの無料会員に自動的になることができます。会員には弊社とバリューマシーンインターナショナルの共同制作によるオンデマンド印刷に関する補追情報の提供を受けることができるようになっている。
 
導入期からの著者の経験と技術を基に執筆

著者の宮本泰夫氏は㈱バリューマシンインターナショナルの副社長で、クロスメディア・ソリューション研究会運営理事、JPC(日本パブリッシング協会)POD委員会副委員長、情報工学修士などの肩書きを持つ。
著者略歴
1993年に豊橋技術科学大学大学院情報工学修了して、東洋インキ製造に入社。画像システム研究所でデジタル画像処理ならびにカラーマネージメント技術の研究開発に従事した後、Indigo社製デジタルオンデマンド印刷機の技術、アプリケーション開発、ならびに印刷ワークフローの構築などを手掛ける。
2001年に同社を退社し、印刷系ITベンチャーでシステム開発、ソリューション開発の責任者としてオンデマンド印刷のアプリケーション開発に従事。
2003年には同社を退社し、有限会社バリユーマシンを設立して取締役に就任、2006年に株式会社バリューマシンインターナショナルと改称して副社長に就任した。

PODの疑問を技術初心者向けに解説

著者の宮本泰夫氏は、同書の序論の中で、執筆の意図を次のように語っている。
1993年にオンデマンド印刷機が発表され、オンデマンド印刷という言葉が誕生して10年余りが経過した。この間、オンデマンド印刷市場は年率数十パーセントで拡大するといった見解や、一方では何度もオンデマンド印刷市場は存在しないのではないかといった見解も多く出されてきたが、2003年の後半から国内でもオンデマンド印刷機の出荷台数は上昇傾向にあり、バリアブル印刷を用いた様々な印刷物がマーケティングツールといった位置付けで市場に認知されてきた。
本書はオンデマンド印刷およびその最大の特徴であるバリアブル印刷について、その技術の基礎知識を広く開設したものである。オンデマンド印刷技術と一口で言っても、電子写真方式、インクジェット方式など、その印刷機内の単一のプロセスをとっても1冊の書籍になるほど奥が深いものであるが、ここでは技術の詳細を解説するのではなく、「なぜ」このような技術が利用されているのか、「どのようにして」オンデマンド印刷が実現されているのかといった疑問を解決するという趣旨から技術初心者向けに解説させていただいた。

12社27機種を徹底比較

序論から始まる同書の主な内容は次の通り。
第1章 オンデマンド印刷技術~各社の技術を分類・整理してみよう
・印刷方式としての大分類・電子写真方式の技術と特徴・インクジェット方式の技術と特徴・オンデマンド印刷機の周辺技術と特徴・オンデマンド印刷機の比較評価の指標と見方。
第2章 オンデマンド印刷機の歴史~主要メーカー10年間の変遷
・日本ヒュレットパッカード社(Indigo社)・Xeikon社・富士ゼロックス・コダックグラフィックコミュニケーショングループ・昭和情報機器・コニカミノルタビジネスソリューション・キヤノン・オセ・沖データ
・インクジェット方式を用いた他の主要メーカーの動向・ミヤコシ・大日本スクリーン製造・理想科学工業
第3章 現行12社27オンデマンド印刷機の徹底比較
・印刷の仕組み・対応市場比較・パフォーマンス比較・ 周辺技術・周辺機器比較
第4章 バリアブル印刷技術解説
・バリアブル印刷におけるデータ処理・バリアブル印刷データフォーマットとその変遷
第5章 バリアブル印刷データを出力するソフトウエア
第6章 オンデマンド印刷用語集


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