富士フイルム グラフィックシステムズ(FFGS)
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2008年02月29日

●DS・画像情報処理機器と電子機器事業を統合

大日本スクリーン製造(京都市上京区、橋本正博社長)は、4月1日付でメディアテクノロジーカンパニーと電子機器カンパニーの2つの社内カンパニーを統合し、新たに「メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー」を新設することを発表した。
近年、産業界ではIT化の進展や市場のボーダーレス化傾向が強まり、分野の枠を超えた技術開発が活発になっている。
新たに誕生するカンパニーでは、このような環境変化に対応するため、世界トップシェアを誇るCTPや急速に進化するインクジェット印刷機など、メディアテクノロジーカンパニーが長年培ってきた画像情報処理技術と、プリント配線板検査装置を中心とした電子機器カンパニーの精密検査技術や露光技術を融合。CTP(画像情報処理機器)、POD(プリント・オン・デマンド)、PE(電子機器)の3つの事業部を設け、開発・製造における効率化を推進する。
そして、事業分野の拡大に加え、印刷技術の電子機器への応用など、今後成長が見込まれる産業分野への本格的な進出を視野に入れた積極的な展開を図る。

●金沢文化情報企業交流会催が大阪で催される

 産官学が連携を図って印刷企業の特色を発注者にPRするという試みが2月28日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で約80人の参加を得て催された。「金沢文化情報企業交流会」と銘打ったこの催しは、平成17年10月に東京で1回目が催されて以来、東京・大阪で各3回、合計6回の開催となり、今回も関西圏在住の金沢美術工芸大学卒業生を招き、和やかな雰囲気の中で印刷発注者と印刷会社が相互に情報交換を行った。
 当日は、金沢ファッション産業創造機長の藤村盛造氏の司会進行によって開会。
福島理夫金沢文化情報企業交流会実行委員長(石川県印刷工業組合理事長)が「印刷業界を取り巻く環境は、情報技術の急速な進展や情報媒体の多様化などにより、大きな変革期にある。21世紀は情報の時代と言われるが、さらにデジタルを加えてクロスメディア時代である。ここ数年の印刷業界は、アナログからデジタルへの変化は目覚しいものがあり、デジタル化は劣化しないための印刷物の制作に合致したものとして利用されている」と印刷業界の現状を報告した。
 さらに、同氏は「金沢は伝統文化に育まれた感性豊かな街であり、個性・感性はまさにアナログの代表物であり、豊かな創造性を発揮する。金沢の印刷会社では、アナログとデジタルが融合した多岐にわたる印刷物を生産しており、多くのユーザーから金沢ブランドとして信頼を得ている。これらの技術を見ていただき、この交流会を各企業の発展と金沢のものづくりにとって、実りあるものにしたい」と語った。
 今回の交流会では、全ての人に優しい「みやすい印刷物」の制作と提案を目指して昨年から創設された「MUD(メディアユニバーサルデザイン)」コンペの入賞作品を展示するとともに、「ユニバーサルデザインの取り組みについて」をテーマにシンポジウムが催された。
シンポジウムでは、寺井剛敏氏(金沢美術工芸大学准教授)の司会進行によって、阿部浩之(デジックス代表取締役)、浦久保康裕(一心社専務取締役)、中尾洋子(松下電器産業パナソニックデザイン社)の3氏から各社の取り組みが発表され、参加者の関心を集めた。
 引き続き、会場を移して懇親会が催され、印刷会社と発注者が熱心に交流を図る姿が目立った。

●「第3回関西ダイヤモンド倶楽部」が催される

三菱重工業のユーザーで構成される関西ダイヤモンド倶楽部(高橋督治代表幹事、朝陽堂印刷会長)は2月28日、大阪市北区のザ・リッツ・カールトン大阪で「第3回関西ダイヤモンド倶楽部」を開催した。開会に先立ちあいさつした髙橋代表幹事は「2年前の3月に発足された当会は会員相互のコミュニケーションを図るとともに、メーカーとユーザーが積極的に意見交換を行う場を設けることを目的としてきた。会員数も146社に増え、さまざまな活動を展開してきたが、目まぐるしく変化する状況に対応していくためにも、さらなる情報交換を図っていきたい」と語った。
引き続き、三菱重工業紙・印刷機械事業部の吉川俊郎副事業部長と大倉野泰之印刷機械営業部長が「高稼働率を追求した新製品DIAMOND300」をテーマに基調報告を行った。
基調講演では、ユーザーの声を反映させて製品開発し、昨年のIGASで発表した新機種「DIAMOND300」の概要をはじめ、新開発の商業オフ輪用のカラーパッチレス・インライン品質制御装置「MAX DIAMOND EYE」、色調整インターフェース「DIAMOND Color Navigator」、全自動全色同時版交換装置「Simul Chenger」の詳細が発表された。
この中で同社の大倉野印刷機械営業部長は「7年ぶりに昨年のIGASで新機種を発表した。印刷物の小ロットが進んできたことから、当社では枚葉機のあるべき姿として稼働率の高い印刷機をお客様から出された要望をもとに開発した。パフォーマンス・スタイリング・優しさをコンセプトとした印刷機であると確信している」と語った。
このほかにも、同氏からは「DIAMOND Color Navigator」が色合わせの効率化に貢献するものであることや、全自動全色同時版交換装置「Simul Chenger」が生産効率に寄与することが紹介された。
基調講演終了後には、田尾安志氏(前東北楽天ゴールデンイーグルス監督)を講師に招き、「私が野球人生で学んだこと(リーダーの条件)」をテーマに講演会が催されたほか、会員相互の情報交換を図るために懇親会が催され、三菱重工紙工機械販売の村岡知夫社長があいさつし、同倶楽部幹事の西井幾雄氏(NPCコーポレーション社長)の発声で乾杯し、歓談した。

●大日本印刷と日本信号 国内初 カラーリライタブルラベル付非接触ICカードを共同開発

大日本印刷(北島義俊社長、=DNP)と日本信号(西村和義社長)は、書き換え表示部分のカラーバリエーションを6色に拡充したリライトカードと、非接触ICカードを一体化した新型カードを、国内で初めて開発した。
  同製品は、非接触ICカードが持つ利便性と、リライトカードが持つ視認性とを併せ持った今までにないカード。両社は4月より同製品の販売を開始する。
【製品の特長】
▽表示部分の色は、従来の白とシルバーの2色から、青、黒、赤、緑、シルバー、ピンクの6色に拡充しました。表示する文字の色は、白と黄の2色。同カードは、ラベル形態(カラーリライタブルラベル)に加工した表示部分を、非接触ICカードに貼付して使用する。
▽同カードは、一般的なリライトカードの3倍以上の1000回の書き換え印字が可能。
▽専用発券機により、1回の操作で、非接触ICへの書き込みとカードとカラーリライタブルラベルへの印字が可能。
【製品の利用イメージ】
▽表示部分の6色と、印字した文字の2色を組み合わせることで、企業のブランドイメージに近い色や、ベースデザインにマッチする色を選択でき、カードとデザインの親和性を高めることができる。
▽表示部のカラーバリエーションが拡充されたことで、カードを携行する人物の属性を一目で判断できる。例えば、多くの人が往来するオフィスの場合、顧客や社員、取引先など属性に合わせて入館証の色を設定することで、視認性が向上する。また、入場制限のあるエリアにおいては、各人のカードに入場権限の情報を登録しておくことで、セキュリティ性を付与することができる。
▽イベント会場での入場者カードの場合、入場日や入場者の属性別に色を設定したり、場内でポイントラリー機能や来場履歴などを付与することができる。
なお、同製品は、3月4日(火)から東京ビックサイトで開催される「IC CARD WORLD2008」のDNPブースに、「セキュリティショー」の日本信号ブースに展示する。


青、黒、赤、緑、シルバー、ピンクの6色に拡充した
カラーリライタブルラベル付非接触ICカード

●「プリンティング・フェア北陸2008」・出展社募集を開始

 石川県印刷機材工業会(前出猛男会長)主催による「プリンティング・フェア北陸2008」が6月14(土)・15(日)の2日間、金沢市内の石川県産業展示館4号館(金沢市袋畠町南193)で開催される。
 同展は、ディーラーごとに個展という形で別々に開催されていた印刷関連機材展を石川県印刷機材工業会設立15周年の節目に一本化し、1987年に石川県では初めての総合的な機材展「北陸印刷総合機材展」として催されたもの。以来、3年に1回のペースで開催されている。
 平成元年の第2回目からは名称を「プリンティング・フェア北陸」と改め、今回で8回目の開催となり、地元印刷産業界から大きな期待が寄せられ、啓発の場として位置付けられている。
 今回は「THE SUCCESS」をメインテーマに掲げ、副題に「みなさまのニーズにベストチョイス!」を設定して開催され、印刷業界を取り巻く環境が大きく変化する中で、将来を見据えた新しいハード・ソフトの両面が一堂に展示される。
 出品社の募集開始に当たり石川県印刷機材工業会の前出会長は「印刷機資材を中心に販売している当工業会の会員企業から印刷業界が抱える課題を克服する提案をしていくことが使命であると判断し、恒例の『プリンティング・フェア北陸2008』を開催することとなりました。
印刷業界が大きな岐路に立たされている時に、中核市さらには世界都市へと期待される金沢市において、業界の皆様に多くの最新機器資材・情報を一堂に展示できる場を提供できることは、われわれにとってこの上ない喜びです。この機会を業界発展の起爆剤としていくために、印刷関連業界のメーカー・ディーラー様のご協力とご出展を心よりお願い申し上げます」と述べている。
 なお、同展には石川県印刷工業組合、石川県印刷関連団体協議会、印刷之世界社、北國新聞社が後援している。
 また、同時開催として「第37回金沢ペーパーショウ」(石川県デザイン協議会・石川県ビジュアルデザイン協会・石川県書道教育研究会・北國新聞社・北陸放送が主催、中島商店が企画・運営)も開催される。
 「プリンティング・フェア北陸2008」の出品規定は次の通り。
 【出品機種】
 プリプレス、印刷(オフセット大型、オフセット小型、デジタル印刷、フォーム印刷、スクリーン印刷、シール・ラベル印刷、フレキソ印刷)、ポストプレス、合理化周辺機器、薬品・材料、ソフトウエア、デザイン関連、IT関連製品、Webテクノロジー、そのほか
 【小間規格】
 1小間=2・7㍍(間口)×2・7㍍(奥行き)×2・7㍍(高さ)
 【出品小間料】
 1小間=10万5000円(出品小間料には基礎装飾費・消費税が含まれている)
 【出品申込方法および申込先】
 所定の出品申込書に所要事項を記入の上、〒530―0054 大阪市北区南森町1ノ1ノ26 南森町フジビル4階 ㈱印刷之世界社「プリンティング・フェア北陸」事務局まで郵送。
 なお、申込締切日は3月24日(月)までとなっている。
 問い合わせは印刷之世界社、電話06(6311)0281まで。

●凸版印刷 日立製作所 日立化成工業 世界初、ホログラムと非接触ICチップを一体化したラベルを開発

 凸版印刷(東京都千代田区、足立直樹社長)と日立製作所(東京都千代田区、古川一夫社長)、日立化成工業(東京都新宿区、長瀬寧次社長)の3社は共同で、ホログラムと非接触ICチップを一体化したラベル「ICホログラム」(特許出願中)を世界で初めて開発し、凸版印刷が3月4日から販売開始すると2月28日発表した。
 今回3社が共同で開発し、凸版印刷が製品化する「ICホログラム」は、凸版印刷の独自技術で製造したホログラム「クリスタグラム」に、日立の開発した世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」を、日立化成の実装技術により組み込んだラベル。
 「ICホログラム」を、ブランド品などをはじめとしたさまざまな商品に貼り付けることで、「クリスタグラム」を活用した目視による偽造確認ができるほか、「ミューチップ」を活用した商品の生産・流通履歴管理(トレーサビリティ)も可能となるため、「ICホログラム」1枚で、偽造・不正流通の防止と効率的な管理やトレースが実現できる。 
 また、「ICホログラム」は、「クリスタグラム」が微細な形状加工が可能である「ディメタ加工」を施していることで、デザインが自在に加工できるほか、「クリスタグラム」のアルミ蒸着部分を「ミューチップ」の電波受信アンテナとして活用しているため、ラベル以外で新たにアンテナなどを用意する必要がない。そのため、デザイン性が非常に高く、「ICホログラム」を用いることで商品のイメージアップ効果も期待できる。
 ICホログラム基本スペックは、最小サイズ縦20mm×横25mm、通信距離は、約20mm〔直径25mmの場合)。
 なお、「ICホログラム」は、「ICカードワールド2008」(会期:3月4日(火)~7日(金)、会場:東京ビッグサイト、主催:日本経済新聞社)の凸版印刷のブースで展示・紹介する。


記者会見で、3社が開発した
「ICホログラム」を紹介