コニカミノルタグラフィックイメージング(鈴木裕二社長)が、昨年のIGAS展で発表したケミカルレスCTPシステム「BLUE EARTH」(ブルーアース)の本格販売を2月1日から開始した。これに合わせ2月2日、東京都千代田区のサンケイプラザに系列販売店とユーザー250社を招いて発表会を開催し「アルカリ現像液を使用しない地球に優しいCTP」へのアプローチを紹介した。 ◇ ◇ ■「環境経営」の視点で刷版市場に再チャレンジ、コニカ製版ソリューションを完成、融合化 同社は10年前に、デジタル化に伴う刷版工程の変革を予測してアナログ製版に伴うPS版システムの製造販売を中止した経緯を持つが、国内CTPの普及率が75%に達した段階を迎えて、次に来る「環境適性」の観点に合わせた新たな刷版システム「ケミカルレスCTP」の分野に再参入することになったもの。 環境に優しいCTPシステムとしては、印刷機上で現像処理をするプロセスタイプと、今回コニカが発表したアルカリ現像液を使わないガム処理タイプで検版性の高いケミカルレスCTPシステムがある。ブルーアースはIRサーマルレーザーを使用するプレートセッターなら既存のどの機種でもそのまま使える。またアルカリ現像液を使わずにガム液で洗浄するだけで完了する。この際に専用のガム液「EG‐1」と専用のフィニッシングユニット「BF‐950」(半裁)および「BF‐1250」(倍版)のサイズ別2タイプが用意される。このため処理液の廃液にかかわるコスト低減に大きなメリットを生み出すことになる。 専用のフィニッシングユニットは従来のアルカリ現像液タイプの自動現像機に比べてコンパクトに作られ、自動現像機のような補充方式ではなく、ガム液を容器のままセットして使う循環方式になっている。このため液交換の手間も不要になり、液温度を気にすることなく室温のままで使うことができるため、休み明けの立ち上がりがスムーズで、総じてラフな環境で十分な安定性を発揮するのが強みといえる。この製品化に伴い、環境保護印刷協議会(E3PA)からすでにゴールドの認定を受けている。 同日の発表会では、2005年に「環境保護印刷マーク」(クリオネマーク)の認証を取得した奥村印刷の小野克己氏が同社における「環境対応による高付加価値印刷戦略」について講演し、現像レス刷版による環境対応印刷物が生み出す提案営業の成果事例を示して参加者の関心を集めていた。 また、コニカは同様の発表会を、2月19日午後1時から、大阪・毎日新聞ビルのオーバルホールにおいて開催した。
発表会でCTP参入の意欲を示す鈴木社長
PAGE展に出展された専用フィニッシングユニット「BF‐950」
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