富士フイルム グラフィックシステムズ(FFGS)
ニュース検索

« 大日本印刷 世界初 ICカード用OSを搭載したmicroSDカードを開発 | メイン | 凸版印刷 電子チラシサイトで「おしらせメモ」を提供開始 »

2009年11月20日

●大日本印刷 三菱樹脂 ソニー 植物原料プラスチックを用いたMaster Card 対応ICクレジットカードを開発

大日本印刷(=DNP、北島義俊社長)、三菱樹脂(吉田宏社長)、ソニー(ハワード・ストリンガー会長兼社長 CEO)は、世界で初めて植物原料プラスチックを主材料とするICクレジットカードを3社共同で開発し、この度MasterCard Worldwide(=マスターカード)の承認を得た。
 今回開発したカードは、新しい資源として期待されている植物原料プラスチックを採用しながら、これまでクレジットカードとして実用化するには技術的な課題とされてきた磁気ストライプ、エンボスなどの加工適性と長期間使用に対する耐久性について各社が技術開発を共同で行うことにより、国際クレジットカードの適用規格(ISO、JIS規格)に適応する耐久性・高信頼性を実現している。
 同カードは、素材の質量の46.5%が植物由来の材料(ポリ乳酸)でできており、枯渇性資源使用の削減や温室効果ガス増加の抑制などの優れた特性をもち、環境保全に貢献できるカード。
 さらに、接触ICチップと、ソニーが開発した非接触ICカード技術“FeliCa”(フェリカ)の搭載にも成功した。これにより、電子マネー、ポイント、社員証・学生証など入退場ゲート等のアプリケーションを搭載した多機能ICクレジットカードの利用が可能となる。
 世界的に環境保全が緊急課題として注目されている中、新しい資源として期待されている植物原料プラスチックを、特に利便性・信頼性・安全性が高く評価されている非接触ICクレジットカードで実用化することは、将来的に大きなビジネスポテンシャルを含んでいる。植物原料プラスチックを、現行のポリエステル製クレジットカードの代替原料として適用するためには、現行のクレジットカードが使用されている環境下で何ら支障なく機能することが求められる。このような条件を満たすべく、三菱樹脂はクレジットカード用のシートの特殊設計・製造技術を開発し、DNPはクレジットカード化のためのカード構造の設計、製造技術を開発し、ソニーはエレクトロニクス製品への採用で得た知見をもとに数千時間に及ぶ高温高湿下での環境試験の評価条件設定等の技術開発とりまとめを行なった。これによって、国際的クレジットカードの適用規格であるISO、JIS規格に適合した植物原料を用いたクレジットカードの開発に成功し、マスターカードのカードデザイン基準をクリアした。
 今後、DNPは、ソニーおよび三菱樹脂と共に、FeliCa搭載型の多機能ICカードを中心に、さまざまなビジネスの展開を推進していく。また、DNPは、金融機関に向けて積極的に販促し、2012年までに約15億円の売上を見込んでいる。