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【年頭挨拶・要旨】
凸版印刷
足立直樹社長
「社会から信頼され尊敬され、その上で強い企業」という「社格」を築くために
あけましておめでとうございます。
昨年、当社は4年連続で「連結売上高で業界№1」を達成し、また「世界で最も持続可能性のある会社100社」に3年連続で選ばれるなど、高い評価をいただくことができました。しかし、経営を取り巻く環境は、いまだ大変厳しい状況が続いています。
今年、凸版印刷は創業110周年の「節目の年」となります。節目を迎えた今こそ、持続的な成長のためにトッパングループの結束を強め、事業構造を変革し、新事業の創造に挑戦しなければなりません。
この「変革と挑戦」を遂行するため、今年は次の四つの課題に取り組みます。
第一は、「構造改革の断行」です。昨年、事業部単位・エリア別に管理していた工場を再編し、事業領域別に製造会社を新設しました。加えて、子会社の再編も行いました。今年は、再編された組織の一体感を強めさらに競争力を向上させなければなりません。従来の延長線上に答えを求めるのではなく、仕事の仕組みとやり方を根本から見直し、改革を断行します。
第二は、「グループ型経営の強化」です。トッパングループ各社が持つ「強み」や「機能」を全体最適の視点で見直し、グループ内の経営資源配分の最適化を図ります。
生産設備投資の見直しや、製造拠点の再編を行うとともに共通機能の連携を強化し、経営効率の向上、原価率の低減に取り組んでいきます。これによりグループ意識を高め、「グループ総合力」を発揮しやすい体制を構築します。
第三は、「グローバル化の加速」です。一昨年に買収したSNP社が、昨年10月に「トッパンリーフォンプライベートリミテッド」として新たなスタートを切りました。トッパンの技術とトッパンリーフォンの持つ顧客ネットワークを融合させることで、まずは中国市場でトッパンのブランド力を高めていきます。
一方で、成長著しい新興国の市場開拓も視野に入れ政治、経済、法令など多面的に情報を収集し、全部門「グローバル対応」を加速させ市場へのアプローチを実行します。
第四は、「新たな事業やサービスの創出」です。米国のオバマ大統領が提唱したいわゆる「グリーンニューディール」の動きをはじめ、CO2排出削減を中心とした「地球環境保全」への取り組みは、企業として果たさなくてはならない責務となっています。今後、地球環境問題への関心は世界中で一層高まり、エネルギーとエコロジーの分野は21世紀を代表する「ビジネスチャンス」となります。トッパンでも、これらの新しいビジネス分野を積極的に開拓していきます。
私は常日頃、人に「人格」があるように会社には「社格」というものがあると考えています。社員一人ひとりがトッパンブランドを担っており一人ひとりの「品位・品格」が積み重なってトッパンの「社格」をかたちづくっているのです。私たちの先輩が110年をかけて築き上げた「社格」を、「社会から信頼され尊敬され、その上で強い企業」という「社格」に磨いていきましょう。そして、この2010年を「飛躍の一年」とすべく全社一丸となって知恵を出しあっていきましょう。
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