凸版印刷(金子眞吾社長)は、紙カートン(紙器)上に奥行き感を持たせ、3D表現ができる表面加工技術「エンボスルック3D」を開発、9月初旬より本格的な販売を開始する。 「エンボスルック3D」は、微細なドット柄印刷の上にUVニスでマイクロレンズを形成し、レンズの配列を最適化することで奥行き感などの視覚効果を印刷と同時に表現することが可能となる。レンズ形状フィルムを貼り付ける従来の方法に比べ、大幅にコストを削減できる。 凸版印刷は「エンボスルック3D」を、特に美粧性の求められる化粧品や、店頭での効果的なアイキャッチ性が求められるトイレタリー・医薬品など、紙カートン向けに展開する。 3D映画の公開や3D対応テレビの発売など、世界中で「3D」が注目され始め、2010年は「3D元年」と称されている。 昨今、パッケージ業界は、商品パッケージに用いられる紙カートンの表面デザインとして、消費者の購買意欲を高めることを目的とした様々な表面加飾が求められている。その中でも、特に美粧性や、アイキャッチ性の向上を目的とした表面加飾のニーズは高まっている。 これまで、3D表現の特殊表面加工をする場合は、専用のレンズ形状フィルムを絵柄の上に貼り付ける別工程の必要があり、高コストになる傾向があった。 主な特長は次のとおり。 今回開発した「エンボスルック3D」は、絵柄などの印刷の上にUVニスによる特殊な表面加工を施すことで、専用のレンズ形状フィルムを使用すること無く、奥行きのある表現ができる。このことにより、別工程の必要が無くなり、通常の印刷工程で3D表現が可能になる。 ▽奥行き感のある表面加工技術 これまで、UVニスを用いた特殊表面加工には、規則的な塗布が難しいという課題があった。しかし今回、製版技術と特殊UVニスの組み合わせにより、微細なドット柄印刷の上に規則的なマイクロレンズを形成する技術を確立。その結果、奥行き感などの3D表現が可能になった。 ▽大幅なコスト削減を実現 従来、3D表現を行うためには絵柄の印刷とは別に、専用のレンズ形状フィルムを貼り合わせる工程が必要だった。一方、「エンボスルック3D」は、通常の印刷工程内で特殊UVニスによるマイクロレンズを形成することが出来るため、専用のレンズ形状フィルムを貼り合わせる加飾加工と比べ、コストを大幅に削減することが可能となる。
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危機的3社をM&Aでグループ化・戦う集団に育て上げる 家庭内麻雀の思考で生産の集中管理システムを確立 夕方6時に全社員に送信される日次決算報告 富士フイルムグラフィックシステムズ株式会社(吉田整社長、本社・東京都千代田区、以下FFGS)は、激減する印刷...