凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、メカニカルリサイクル PET(※)フィルムを貼り合わせた環境配慮型ラミネート包材を、世界で初めて開発した。凸版印刷は本製品を、トイレタリー分野の詰め替えスタンディングパウチや、食品・医薬品包材などを中心に展開、2012年 5月上旬から販売を開始する。
※メカニカルリサイクル PET・・・使用済み PETボトルを粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再び PET樹脂に戻したもの 同製品に使用したラミネート用メカニカルリサイクル PETフィルム『サイクルクリーン(R)』は、凸版印刷と東洋紡が共同で開発したもの。同 PETフィルムは、リサイクル樹脂の使用比率で 80%という世界最高レベルを実現、非再生 PETフィルムに比べ、素材製造段階までの CO2排出量を約 40%削減できる。
また同製品は、自社の持つ高いコンバーティング技術により、再生原料を使用しながら、衝撃強度、引張強度および貼り合わせ強度など各種物性において、非再生 PETフィルムを使用した場合と同等の性能を保持している。
今後も、凸版印刷は持続可能な社会の実現に貢献するため、環境に配慮した製品の開発を推進していく。
■ 開発の背景
環境問題への関心が高まっている現在、リサイクル資源の活用が重要視されています。しかし、その中で再生 PETは、回収されたPETボトルを洗浄・粉砕したものをそのまま原料として使用していたために不純物などが多く混入し、衛生面で課題があった。また、衛生的で高品質なメカニカルリサイクルPET樹脂を用いた再生 PETボトルや再生 PETラベルなどはありましたがPETボトルに使用されていた樹脂からラミネート用の薄いフィルムを製造するのは技術的に難しく、これまで他素材のフィルムと貼り合わせた包材に使用できるような再生 PETフィルムはなかった。
凸版印刷は循環型社会の実現に貢献するため、これまでパッケージ製造で培ってきた高い加工技術によりメカニカルリサイクル PETフィルムを用いたラミネート包材を開発。一般的に、メカニカルリサイクル PETフィルムは非再生 PETフィルムに比べて 4割程度割高だが、貼り合わせる素材の見直しや工程の合理化により、同製品は製造コストを 1~2割程度の上昇に抑えた。
■同製品の特長
▽CO2排出量を約 40%削減
メカニカルリサイクル PETフィルムを用いることで、非再生 PETフィルムに比べ素材製造段階までのCO2排出量を約 40%削減できる。
▽非再生 PET資源の使用を削減
メカニカルリサイクル PETフィルムを用いることで、石油由来資源の使用を削減でき、循環型社会の実現に貢献する。
▽非再生 PETフィルムと同等の物性を実現
再生原料を使用しながら、衝撃強度、引張強度および貼り合わせ強度など各種物性において、従来品と同等の性能を保持することに成功した。





「利休の朝顔一輪」私だけの一番美しい朝顔を求めて -シリーズ(2)-
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