千葉大学工学部画像系学科百周年記念式典、祝賀会を開催
2016年10月19日
千葉大学工学部画像系学科百周年記念式典ならびに記念祝賀会が10月15日、千葉大学西千葉キャンパスで、来賓、招待客、大学関係者、現役学生、卒業生など250人が集い盛大に開催された。国立大学法人千葉大学は現在10学部があり、その中の工学部は画像科学科、情報画像学科など各学科で構成されている。工学部は以前の写真工学、印刷工学を母体として画像学科は昨年設立百周年を迎えた。
 記念式典はけやき会館で開催され、主催者の徳久剛史国立大学千葉大学学長が「千葉大学は昭和24年に5学部からなる新制国立大学としてスタートした。工学部の前身は、大正10年設立の東京高等工芸学校で、画像系学科の前身である写真と印刷は1915年設立の東京美術学校の写真科や製版科にルーツを求めることができる。この画像系学科は、そのルーツに関しては他にもいくつかの考えがあるが、東京美術学校の設立から百年という歴史を刻むことができたことは喜ばしい限りだ」と挨拶した。


挨拶する徳久剛史学長

 次いで、関実国立大学法人千葉大学工学部長が東京高等工芸学校にふれるとともに、工業図案科の初代科長の松岡寿氏に感謝の意を示した。そして画像情報の重要性が一層高まることを強調した。
 引き続き、来賓の小森善治小森コーポレーション代表取締役会長は「当社には千葉大学の出身者が22名働いており、OBを含めるとトータル34名だ。そのうちの画像系出身者は10名いるが、それぞれ優秀な人材で、各部門の重要なポジションにいる。私から先生方にお願いしたいことは、この百周年を機に、使命と存在価値を確認し、優秀な生徒を印刷業界に沢山送ってほしい」と期待を寄せた。
 川村喜久DICグラフイックス取締役会長は「当社には卒業生が70名、OBが30名いる。1960年以前はデータがないが、相当数の卒業生が入社している。画像系により日本の印刷技術の一層の発展を望む」と述べた。
 祝電披露に続き、湯本好英百周年記念会会長(画像工学同総会長、グラパックジャパン社長)が「千葉大学工学部イメージング教育ラボ」の説明を行った。これは百周年を記念して卒業生で寄付を募り、印刷実験工場の中にイメージング教育ラボを寄付した。画像工学や色彩工学の研究や教育の中心になることを願っている。ラボの2階の高度光環境空間制御実験室(色温度等自在にコントロールできる実験室)で多彩な実験や実習が可能だ。さらに、最新のカラーマネージメント環境と分光放射輝度計等を設備する予定。学生と教職員や産業人が画像技術について語り合える場所を目指している。
 説明の後、湯本会長から関工学部部長に目録が贈呈された。


湯本会長から関工学部部長に目録贈呈

 記念講演として、蒲嘉陵北京印刷学院副学長を講師に迎え、「大学での画像教育:今と未来」
(Image-related Education at university level: today and tomorrow)をテーマに講演を行った。蒲氏は、1986年千葉大学大学院工学研究科印刷工学修士課程終了、講演では、中国の印刷業界がどのような状況か3つのトピックスで解説した。
 この後、フードコートに移動して、記念祝賀会が行われた。


講演する蒲嘉陵副学長