大日本印刷 ggg 「組版造形 白井敬尚」展 9月26日から開催
2017年09月13日
 大日本印刷(北島義俊社長)のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)では9月26日から11月7日まで「組版造形 白井敬尚」展を開催する。
タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による、待望のggg個展に付けられたタイトルでもある。美しい装丁の数々を見せるのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶちょっと異色の展覧会となる。
  白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌「アイデア」のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを10年間に亘り手がけた。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっている。
  他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。その対象となるモノ・コト・ヒトについて注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていく。白井の手により形を与えられた様々なテキスト=声が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてきます。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験となることもあるのかもしれない。
  同展では白井による実際の仕事とともに、一部ではあるが、制作にあたって参照された資料なども併せて紹介する。1冊の本を作るのにどれほど目を見開く必要があるのかが伺い知れると同時に、過去の知識や造形がいかに引用・参照され、形を変えて継承されていくのか、表層だけではない実に奥深い組版造形の世界を、じっくりと堪能できる時間となるに違いない。

■関連イベント
ギャラリートーク1
「組版造形とブックフォーマット(ケーススタディ)」
日時:10月6日(金)6:30-8:00pm
出演:白井敬尚
会場:DNP銀座ビル3F
入場無料 要予約 定員70名
*予約受付開始は9月15日(金)11:00amより

ギャラリートーク2
日時:10月20日(金)6:30-8:00pm
出演:榎本了壱×白井敬尚
会場:DNP銀座ビル3F
入場無料 要予約 定員70名
*予約受付開始は10月2日(月)11:00amより

DNP秀英体活字倉庫と久喜工場見学
日時:10月25日(水) 久喜駅 1:00pm集合 6:00pm解散
参加無料(現地までの交通費は各自負担) 要予約 定員30名
*予約受付開始は10月10日(火)11:00amより
雑誌の印刷を専門とするDNP久喜工場と、秀英体をはじめとする活字とそれにまつわる資料を保存する活字倉庫を見学する。
実際に雑誌が印刷され製本される現場と、DNPのオリジナル書体である秀英体の原図や母型、そして数多くの活字が現役さながらに残された倉庫を、組版・印刷に精通した白井さんと一緒に見ることができる。