トッパン・フォームズ AIを活用した「手書き帳票AI-OCR 変換サービス」を提供開始
2018年01月11日
トッパン・フォームズ(以下トッパンフォームズ)は、2017年2 月に資本・業務提携したCogent Labs(東京都渋谷区、代表取締役:飯沼 純氏、エリック ホワイトウェイ氏、以下コージェント ラボ)の手書き文字認識AI エンジン「Tegaki」を活用した「手書き帳票AI-OCR 変換サービス」の提供を2018 年4 月から開始する。同サービスはトッパンフォームズの帳票設計やBPO で培った機微情報の入力業務などのノウハウを活かした手書き文字の効率的な認識とOCR 精度向上を実現する前後工程の処理をパッケージ化し、コージェント ラボのAI 技術を組み合わせることで開発された業務アプリケーションで、お客さまの手書き文字入力業務の大幅な効率化に貢献する。

【同サービスの機能】
従来の手書きOCR では画像の縮尺の違いや傾斜、罫線などがノイズとなりOCR 変換が難しいケースが多々あった。同サービスではトッパンフォームズがBPO で培ってきた入力業務ノウハウを活かした前後工程の処理を実施できる独自サーバーを開発し手書き文字認識AI エンジン「Tegaki」とシームレスに連携した仕組みでサービスの展開する。
・前処理
対象の手書き帳票を受付後、帳票の種類ごとに識別し、仕分けを行う。その後傾斜補正や縮尺補正、罫線除去などの画像補正を行い「Tegaki」が読み取りやすい画像へと加工できる機能を提供する。


サービス提供イメージ

・「Tegaki」でのAI-OCR 変換
前処理で仕分け・加工をした画像データを「Tegaki」へ送信しAI-OCR 変換することで、テキストデータ化する。
・後処理
後処理システムで変換データの修正・出力を行う。変換結果と元の帳票イメージを見比べ、データの相違点を補正入力できる機能を提供する。
またトッパンフォームズは本サービスの提供に加え、サービスのさらに上流から携わる。
長年展開する帳票関連ビジネスにおいて確立したユニバーサルデザインのノウハウや科学的なアプローチなどを活用して帳票改善することにより、記入者には書きやすく記入漏れや記入ミスが少ない、AI-OCR 変換時には読み取りやすい帳票とすることで業務プロセス全体の一層の効率化につなげることが可能。

【サービス提供モデルについて】
同サービスはお客のニーズ・利用環境に最適化した3 つのパターンで提供する。
(1)クラウドモデル
前処理、AI-OCR 変換、後処理の全てをクラウドサービスで提供し、お客の環境で利用いただくパターン。
(2)オンプレミス〒クラウドモデル
前処理と後処理をオンプレミスで、AI-OCR 変換をクラウドサービスで提供し、お客の環境で利用いただくパターン。
(3)BPO モデル
同社BPO センターで一括で受託するサービスパターン。手書き帳票のスキャニングから画像補正、AI-OCR 変換、ベリファイ補正入力を行い、完全データとして納品する。

【今後の展開】
トッパンフォームズは金融機関の各種手書き申込書や税公金に関する各種帳票、生損保会社の保険請求書類、通販会社のギフト申込書、物流会社の運輸伝票などの手書き帳票を中心に「手書き帳票AI-OCR 変換サービス」を提供し、2018 年度に1 億円、2020 年度に3 億円を目指す。さらに手書き文字入力業務に関連した帳票の改善や周辺業務のBPO などの取り込みを行う。
また同サービスの提供により構築したプラットフォームを他のAI エンジンや辞書データベースと連携させることにより、業務改善に最適なハイブリッドAI プラットフォームへと発展させる考え。