凸版印刷 作業員の健康状態を把握できる「ID-Watchy Bio」を開発、企業の健康経営に貢献
2018年09月11日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、Bluetooth技術による位置情報とネットワークカメラによる映像データを組み合わせ、人や資材の動態を可視化し、作業員の労務状況を分析できるサービス「ID-Watchy(アイディーウォッチー)」シリーズを提供している。
 このたび、「ID-Watchy」に、ホシデン(大阪府八尾市、古橋健士社長)製のリストバンド型生体センサー「MEDiTAG(メディタグ)」を連携させることにより、位置情報と映像データによる労務管理に加えて、作業員の健康状態を把握できる機能を追加した「ID-Watchy Bio(アイディーウォッチーバイオ)」(以下、同サービス)を開発した。労務状況の分析と連携してデータを活用し、企業の健康経営につなげることができる。建設業や製造業、企業人事・総務部門などに向けて、2018年12月に販売を開始する予定。
なお同サービスは、2018年9月12日(水)から14日(金)に開催される「第20回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブースにて、デモンストレーションを展示する。



「ID-Watchy Bio」システムイメージ


■ 開発の背景
 近年、少子高齢化により労働人口が減少する中、長時間労働の是正をはじめとする働き方改革が求められている。そのような状況の中、企業が従業員の健康を重要な経営資源として捉え、健康づくりの推進を「投資」と考えて積極的に取組み、業績向上につなげていく健康経営の必要性が高まっている。
 同サービスは、作業員が身に付けた生体センサーから、労働環境における作業員の位置情報、健康情報を取得。映像データを組み合わせて作業員一人ひとりの労務状況と健康状態を管理する。これにより、空調温度の調整や休憩時間のタイミングなどの具体的な労働環境の改善、人員の最適配置などを行うことができ、企業の健康経営に活用できる。

■ 「ID-Watchy Bio」の特長
・作業員一人ひとりの労務状況を管理・分析
クラウド環境で記録した位置情報と映像を一元管理し、管理者は遠隔でも作業員一人ひとりの労務状況をリアルタイムに確認。作業員別の滞留時間や動線など、労務状況を分析できる。

・生体センサー「MEDiTAG」を付けるだけで、健康・行動・位置情報を手軽に把握
作業員が付けた生体センサー「MEDiTAG」からパルス*・転倒検知・ストレスレベル・歩数検知など作業員一人ひとりの健康情報を手軽に記録できる。位置情報や映像データから分析した労務状況と健康情報を組み合わせ、適切な人員配置やケアを行うことができ企業の健康経営の実現に貢献する。
*パルスは拍数/分を推定、算出している。

・健康・行動・位置情報の連携で現場での災害、事故を未然防止
管理者は作業員の健康状態と行動、位置情報を連携したデータをリアルタイムで確認することができる。そのため、危険な場所への立ち入りや現場での体調急変、転倒などの労働災害を事前に察知し、未然防止することが可能。

■ 価格
初期導入費用:150万円から
(100人規模の事業所想定、カメラ5台、BLEセンサー5台、MEDiTAG費用は別途)
サービス使用料:月額10万円から
※対象人数、カメラ・センサー台数などにより価格は変動する。

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後、同サービスを建設業界や製造業界の健康・労務管理システムとして拡販するほか健康状態のモニタリングの必要性が高い医療・介護業界などへも展開し、「ID-Watchy Bio」で2019年度に約1億円の売上を目指す。