日印産連 「2018年9月印刷の月」記念式典、600人が参加し盛大に開催
2018年09月13日
 一般社団法人日本印刷連合会(日印産連、金子眞吾会長)は9月12日、千代田区紀尾井町・ホテルニューオータニで「2018年9月印刷の月」記念式典を開催し、会員、関連団体、来賓など600人が参加し盛大に開催された。式典では日印産連会員10団体において要職を務め、組織運営、技術向上、品質管理、安全管理、個人情報保護など様々な分野で印刷産業の発展に貢献した30人が「日本印刷産業連合会表彰」で表彰された。また、地球環境に配慮し、工場の環境改善を進め地域社会からの信頼をえるために努力した16工場が「印刷産業環境優良工場表彰」で表彰された。
 式典は国歌斉唱に続き、金子会長が災害に見舞われた方々にお見舞いの言葉を述べるとともに国内の経済概況ならびに印刷業界の概況を語り、7月に開催されたアジア印刷会議FAPGAやIGAS2018に出展したJPEXにふれ、「9月以降にも『印刷と私』エッセイ作文・コンテスト、『知財公開フォーラム』など業界に留まらず、一般の方にも参加して頂く多彩な事業を進めていき、これらの活動を通じ、印刷産業への理解を進め、社会に貢献する産業全体への信頼を高めていきたい」とアピールした。
さらに、「こうした活動に加え、『グランドデザイン』に定められた方針に沿い、印刷産業における『新たな価値の創出』、『社会の期待に応える誠実な企業行動』、『地球環境への高い配慮』、『社会に向けた情報発信の強化』などに繋がる事業を着実かつ積極的に進めていく」と述べ、支援・協力を呼びかけた。
 次いで、来賓紹介に続き、吉田博史経済産業省商務情報政策局審議官が「インターネットが普及し、デジタルが進展し産業構造が変化する中で、印刷産業は地域に根ざした取組みを行っている。いろいろな産業と接し、環境の変化に対応し、紙の印刷が減少傾向であるがデジタル印刷でスピーディ、小ロットで、新しい技術で事業領域を広げて、お客にあった事業展開を行っている」と述べ、経済産業省が提言するコネクテッド・インダストリーズの取り組みを語った。
 引き続き、表彰式に入り、日本印刷産業連合会表彰では、印刷功労賞12人、印刷振興賞18人、特別賞のNPO法人日本自費出版ネットワークが表彰された。第17回印刷産業環境優良工場表彰では、経済産業大臣賞に池田印刷 京浜島工場とトッパン・フォームズ関西 大阪桜井工場をはじめ16工場が表彰された。
 受賞者を代表して、大野亮裕氏(二葉製本顧問・印刷功労賞)は「大変喜ばしい。このことは日印産連の歴代の会長、役員、関連団体の多くの皆様の力添えと支援と指導で頂いた表彰だ。私の父は4年前に亡くなったが、父が功労賞を頂いたのは藤田会長の時で、親子二代で頂けたことは名誉あることだ。今後も賞に恥じないように日印産連のため、各団体の発展のために精進していく」と謝辞を述べた。
閉会後、懇親会が行われた。


金子眞吾会長


印刷功労賞で表彰される大野亮裕氏
(二葉製本 顧問)


環境優良工場 経済産業大臣賞
左 池田印刷、右トッパンフォームズ関西

■講演会
 式典に先立ち、後藤敏彦氏(サステナビリティ日本フォーラム代表理事)を講師に招き、『SDGsへの対応~大激変の時代、21世紀型ビジネスモデルの構築に役立たせる~』をテーマに講演した。講演では、1.SDGsとは何か2.今の時代、3.CSR調達、4.今後に向けて、5.SDGsと参考文献について述べた。
 SDGsに取り組むか、それは3段階あり、第一段階では現在やっていることと17ゴールのタグ付けをし、第二段階では中長期計画でSDGs169ターゲットを「リスクと機会」の両面で取り上げ、第三段階では現にある社会仮題をビジネス的にソリューションする。最後に印刷業における特に関係の深いゴール(私見)を述べ、SDGsと参考文献を紹介した。



 講演する後藤敏彦氏