「2018全日本印刷文化典高知大会」・土佐で印刷の未来を本音で語り合う
2018年10月07日
 全日本印刷工業組合連合会(臼田真人会長)・四国地区印刷協議会(奥田章雄会長)・高知県印刷工業組合(酒井陽典理事長)主催による「2018全日本印刷文化典高知大会」が10月5・6日の2日間、「土佐で語ろう 印刷の未来」をテーマに高知市鷹匠町の三翠園において全国各地から540人の参加を得て盛大に開催された。
 記念式典では、四国地区印刷協議会の奥田会長の開会宣言に続き、開催工組を代表して酒井大会委員長が「印刷業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続き、目まぐるしく変化していく中で方向を定めることは困難だと言わざるを得ない。そのような中でも状況に応じて進む道を見極めていかなければならない。印刷の力の中には伝える力・見せる力・デザインの力・生み出す力などがある。この印刷の力に加えてこれから必要な新しい力、印刷の未来について情報を交わし、共に語り合い、未来に向けての種まき、進むべき方向などのヒントを得ることができる空間にしてほしい」と歓迎の言葉を述べた。

 引き続き、全印工連の臼田会長が「全印工連では『HappyIndustry 人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業』をブランドスローガンに掲げ、印刷産業の向かうべき方向性を共有し、人々の幸せを作り続ける印刷産業を実現するための諸事業に取り組んでいる。
 少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、育児や介護との両立など、働き手のニーズの多様化、長時間労働の是正に向けた生産性の向上など、働きがいのある人々を惹きつける印刷産業の確立は急務であり、全印工連ではプロジェクトチームを立ち上げ、『幸せな働き方改革』への取り組みを進めることにした。
 『幸せな働き方改革』は、組合員企業の従業員がやりがいを持ち、安心して働き続けられる職場づくりによって新たな付加価値を創造し、顧客満足度を高め、ひいては組合員企業の業績向上につなげることが目的である。高知県の地においてHappinessCompanyを目指してほしいと願っている」と式辞の中で出席者に訴えた。

 来賓祝辞に続き、印刷産業発達功労者顕彰・組合功労者顕彰・優良従業員表彰が行われ、大迫三郎(宮崎県印刷工業組合顧問、全日本印刷工業組合連合会相談役、㈱宮崎南印刷代表取締役)と四橋英児(岐阜県印刷工業組合常任顧問、全日本印刷工業組合連合会参与、ヨツハシ㈱代表取締役社長)の両氏に印刷産業発達功労者顕彰が贈られた。

 この後、高知県印刷工業組合青年会の中島大輔会長の先導で印刷文化宣言を採択し、筒井善樹実行委員長(高知県印刷工業組合副理事長)が閉会の辞を述べて記念式典は終了した。
 引き続き行われた「全印工連メッセージ」では、臼田会長が現在の印刷産業が抱える課題を提起し、解決策を模索するための業界活動の取り組みの確認を行ったほか、記念講演会では高知市生まれの作家の山本一力氏が「刷ればこそ」をテーマに講演した。
 午後6時30分から行われた記念パーティでは来賓、記念式典出席者、高知県印刷工業組合の組合員、印刷関連業者が参加して交流を深めた。

 6日は全国理事長会、全国事務局研修会、全青協各県青年会代表者会議の後、全印工連フォーラムが行われた。
 なお、次回の「全日本印刷文化典」は全日本印刷工業組合連合会・関東甲信越静地区印刷協議会・長野県印刷工業組合の主催によって2020年10月30(金)~31(土)日の2日間、長野県北佐久郡軽井沢町の軽井沢大賀ホール・軽井沢プリンスホテルを会場に開催される。