エプソン販売 大学4年間のプリント実態調査、平均プリント枚数は7,630枚、髙いプリント需要
2019年02月07日
 エプソン販売(佐伯直幸社長、以下エプソン)は、この春新入学予定の皆さんの新生活準備に役立ててもらうよう、セイコーエプソングループの2017年度・2018年度新入社員142名に対して、大学4年間でのプリント実態に関する調査を行った。
調査の結果、大学生活における平均プリント枚数は7,630枚という結果となった。ペーパーレスの流れが進む現代でも、依然として高いプリント需要のあることが伺える結果となった。
--------------------------------------------------------------------
<調査概要>
調査名 :大学4年間のプリント実態調査 調査対象:セイコーエプソン株式会社・エプソン販売株式会社の 2017年度・2018年度新入社員(一部)
調査期間:2018年6月
サンプル数:142名
※エプソン販売株式会社調べ
--------------------------------------------------------------------
調査トピックス
1.大学4年間で平均7,630枚もプリント!目的別では「授業で出された課題」が最多
2.理系が僅差で文系を上回る結果に
3.プリントに関しての困りごと1位は学内設置共有プリンターの「混雑で待たされる」
4.学生生活で必須のプリント!その優位性とは?(千葉大学大学院 人文科学研究院 一川誠教授コメント )

2月に入り大学受験シーズンが本格化する中、4月から始まる新生活に向けて、新たな生活、学業に必要な家電、PCやプリンターの準備も考えていきたい時期となった。近年、ペーパーレスや授業のデジタル化も進んでいるとされる中で、大学生活におけるプリントの需要はどのくらいあるのだろうか。そこで実際に大学生が、どれほど学生生活でプリントをしているか調査した。

1.大学4年間で平均7,630枚もプリント!目的別では「授業で出された課題」が最多
 調査の結果、大学4年間での平均プリント枚数は7,630枚となった。プリントする目的別では、授業で出された課題のプリントが2,944枚、卒論に関するプリントが1,751枚、授業のレジュメ等のプリントが1,048枚と、授業や研究での課題や論文、レジュメ等の資料をプリントしていることがわかった。
 また、調査結果より、1年次から年間平均1,700枚以上ものプリントがされており、入学初年度から大量のプリント機会があることも明らかになった。1年次は、授業数の多さに比例してレポートや課題提出の機会が多くプリントボリュームが増えるようだ。
 コピーの利用についても調査したところ、95.3%の学生がプリンターのコピー機能を利用した経験があった。具体的な目的で最も多かったのが参考文献のコピー。続いて講義プリントやテストの過去問などのコピーでした。データのプリントのみだけでなく、コピーの機会も多いことがわかった。

2.理系が僅差で文系を上回る結果に
 文系と理系とで大学4年間の平均プリント枚数に違いがあるのか調査したところ、文系7,463枚、理系7,920枚と、僅差で理系が上回る結果となった。ただ文系、理系ともに平均プリント枚数7,000枚を超えており、どちらも課題や卒論、レジュメでのプリント機会が多いことが伺える。

※参考調査※
 大学への進学を控えた高校生の子がいる保護者や、現役の高校生は、大学生活で何枚くらいプリントすると考えているのだろうか。大学への進学希望の高校生がいる保護者(サンプル数=112)と進学を希望する高校生(サンプル数=112)両方にそれぞれ聞いてみた。
 大学1年から4年までで、保護者は平均「3,117枚」、
高校生は平均「2,826枚」と約3,000枚前後となった。本調査の「7,630枚」とは、2.5倍程度の差があり、予想と本調査の実数には大きな差があることがわかった。進学希望の高校生をもつ保護者や高校生の予想以上に、大学生活ではプリントする機会が多いと言える。
 また、文系と理系どちらの方が、プリント枚数が多いかについては、保護者と高校生ともに、「理系の方が多い」が多数派となり、本調査と同じ結果となった。
------------------------------------------------------------------------------
調査名 :大学生で使用するプリント枚数のイメージ調査
調査対象:進学希望の高校生の保護者、進学希望の高校生(ともにサンプル数=112)
調査期間:2019年1月
調査方法:インターネット調査(セルフ型ネットリサーチ「Fastask」)

------------------------------------------------------------------------------
3.プリントに関しての困りごと1位は学内設置共有プリンターの「混雑で待たされる」
 プリントに関しての困りごとについても伺ってみたところ、1位は「学内設置の共有プリンターが混雑して待たされる」、2位は「カラーで印刷したいのに、我慢してモノクロで印刷したことがある」、3位は「自宅のプリンターのインクがすぐなくなってしまって困った」となった。
 多くの学校では学内に共有プリンターが設置されており、その多くは「年次ごとに無料でプリントできる上限枚数が決められている」、「プリントは1枚からでも有料」など、利用に制限があるようだ。共有プリンターを使用するために、時間や枚数、カラーの制限などをうけて困った経験をもつ意見が多く伺えた。
 また、同調査の結果では7割以上が自宅にプリンターを持っていることがわかったが、「インクがすぐになくなって困ってしまった」という学生が多くいることがわかった。

4.学生生活で必須のプリント!その優位性とは?(千葉大学大学院 人文科学研究院 一川誠教授コメント)
 「調査結果に出ている通り、大学の講義、演習での資料やレポート課題などで、プリント機会は何かと多い状態です。一方で、iPadなどの電子媒体やノート型PCは、演習などで論文等の資料を読むための道具として大学の教室でもよく利用されています。文書を読む際、関心のあるキーワードの探索が瞬時にでき、図の詳細を拡大して見ることができるので便利です。いくつもの文献、書物を保存し、簡単に持ち運びできることもこうした電子媒体の利点でしょう。心理学や教育学、工学の領域では、こうした電子媒体と紙などの印刷媒体に関して、私たちの認知過程に及ぼす効果の比較を行った研究がなされています。電子媒体には、印刷媒体にはない便利な機能がいくつもあるので、印刷媒体に対して一方的な優位性があると期待されると思います。
 ところが、多くの研究において、読み終わるまでの時間、主観的な読みやすさ、読んだ内容の記憶等の指標において、紙などの印刷媒体の方が電子媒体に対して優位性をもつことが報告されています。こうした印刷媒体の意外な優位性の基礎には、文書を読むための道具としての印刷媒体に対しての私たちの慣れがあると思われます。また、労多くして得られた情報の方が簡単に得られた情報より記憶されやすいという私たちの認知特性も関わっている可能性が考えられます。」