凸版印刷 「週刊文春」スクープ記事を音声合成「おまかせアナウンス」で読み上げ
2019年05月16日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、テキストデータから日本語や外国語の流ちょうなナレーション音声を、短納期・低コストで作成するサービス「おまかせアナウンス®」を提供している。

 このたび、文藝春秋(東京都千代田区、中部嘉人社長)が運営するニュースサイト「文春オンライン(※1)」上で配信される、「週刊文春」スクープ記事紹介の新メニュー「聴くスクープ」のナレーション音声に「おまかせアナウンス」が採用された。
「聴くスクープ」は2019年5月15日(水)より順次配信された。
 週刊文春は、文藝春秋が発行する、政治・経済から一般的な話題までを広く取り上げる発行部数国内最多の総合週刊誌。週刊文春に掲載されるスクープ記事の動画数本が、本誌発売の前日に「文春オンライン」上で配信され、読者の関心を喚起することで本誌の販売促進に貢献している。
 このたび、新たな試みとしてスクープ記事を音声化するにあたり、「おまかせアナウンス」による人の声に近い高品質なナレーションと、週刊誌の速報性を損なわない短納期体制が文藝春秋より評価され、今回の採用に至った。



■ 「おまかせアナウンス」について
 「おまかせアナウンス」は、人による収録の手間なく、音声合成技術を活用し、日本語や外国語のテキストデータから流ちょうな高品質ナレーション音声を短納期・低コストで作成・提供するサービス。
 音声作成だけでなく、短納期を実現するワークフローの検討、音声品質のチェック・修正、最終ユーザーにリーチさせる仕組みや動画など最終データの作成まで、ワンストップのサービスで提供する。
 なお、「聴くスクープ」でも採用された日本語の合成技術には、エーアイ(※2)が提供する音声合成ソフト「AITalk®(えーあいとーく)」を使用している。



◇開発の背景
 近年スマートフォンやスマートスピーカーの普及により、情報取得手段としての音声の需要が高まっている。
また、高齢者や視覚障がい者に対する「文字内容の音声化」や、外国人観光客・外国人就労者への「多言語音声による案内」など、情報のアクセシビリティの観点でも音声が注目されている。
 凸版印刷はこうした社会背景を踏まえ、これまで培ってきた情報編集力と音声合成技術を組み合わせ、より短納期・低コストでナレーション音声を提供できる同サービスの開発に至った。

◇同製品の特長
・短納期、低コスト、高品質
ナレーター収録手法と比較して、従来必要だったナレーター手配や読み原稿作成が不要のため、短納期かつ低コストでの音声作成が可能。また音声に間違えが見つかった場合でも収録が必要ないために簡単に再作成が可能で、差し替えた部分の音声の質が異なるといった問題も発生せず、安定した品質の音声を提供できる。



・多種多様な言語に対応
日本語の他、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などの言語にも対応可能。
・自然なイントネーション
音声合成エンジンでの音声データ生成後、独自の品質チェック・チューニングを施すことにより、人が話すイントネーションに近い自然な音声を実現する。
・性別・年代など15種類の日本語バリエーション
日本語の音声は男性・女性、子供の声など、シチュエーションに応じた15種類の声から選択可能。

◇同サービスの提供価格
日本語:1,000文字まで、¥50,000~ 英語:翻訳と合わせて400文字まで、¥60,000~
(言語や文章の難易度によって価格変動あり)

◇今後の目標
 凸版印刷は同製品を、出版物の音声化や各種施設アナウンスの多言語化、高齢者や視覚障がい者へ情報アクセシビリティ向上の手段として拡販していく。


※1 文春オンラインについて
「週刊文春」や「文藝春秋」のコンテンツも読める30~40代に向けたニュースサイト。
https://bunshun.jp/

※2株式会社エーアイについて
「音声技術で拓く21世紀の文化」の経営理念のもと、各種音声合成エンジン及び音声合成に関連するソリューションを提供している。(代表取締役:吉田 大介 設立:2003年4月 所在地:東京都文京区)
https://www.ai-j.jp/