ディノス・セシール 印刷プラットフォームサービス事業を展開するグーフに出資
2019年11月08日
 株式会社ディノス・セシール(東京都中野区、石川順一社長)は、コストやリードタイムの効率を高めつつ、パーソナライズされた訴求力の高い紙メディアを実現する、印刷プラットフォームサービス事業を展開中の株式会社グーフ(東京都品川区、岡本 幸憲代表取締役CEO)に対して、第三者割当増資引受により出資する。
 このたび同社が第三者割当増資の引受先の一つとして出資を行うグーフは、長年培ったデジタル印刷のノウハウをもとに、クライアント企業のMAやEC等のデータと連携してパーソナライズされた印刷データを生成し、最短24時間での印刷を可能とするAPIサービス「Print of Things」を提供している。

 同サービスは、既存の紙メディアの概念を打ち破り、顧客ごとの属性に応じた印刷内容を可能とし、加えて発送までの時間や発注ロットに左右される費用感といった印刷課題の解決にもつながる、紙メディアを有する企業にとって自由度の高い印刷を実現する。さらに今後、クラウドで全国の様々な印刷会社の印刷機をフラットにつなぐネットワークサービスの構築も目指しており、例えば、クライアント企業の最寄りの印刷会社や配送拠点で出力することで、紙メディアの配送コスト及び配送時間削減も望めるなど、同社テクノロジーが紙メディアにさらなる価値をもたらすことが期待されている。

 長年、カタログやハガキDM等が主力チャネルである同社通販事業では、従来からの紙メディア制作のオペレーションから脱却し、将来に向けて新たなビジネススキームを確立することは大きな課題だ。すでに同社とは、ECの買い物かごに商品を入れても購入に至らないカート離脱対策として、同顧客データをすぐにハガキDM印刷につなげ、メールと同等のスピード感で送付して購入促進を図る施策を実施し、メールのみ送付の顧客と比較した購入率が20%高いという結果を得ている。また、コストに左右されない最適な印刷数量や印刷場所を選べることでの配送距離の短縮等といった環境対策面も含め、今後も紙メディアが事業戦略の中心となることが想定されるDATA 同社にとって、アナログとデジタルの融合を加速させる新たなソリューション提供企業として、同社が今後の重要なビジネスパートナーともなり得ると判断し、その成長性も勘案した上で今回の資金調達に応じることとした。

 引き続き同社では、同社事業とも将来的に連携の可能性があり、さらに社会全体の課題解決にもつながるような"最先端"の事業領域に対し、今後も積極的な投資を検討していく。