「第23回(2020)日本自費出版文化賞」大賞に那賀教史氏の『故郷の記憶 上巻 祈りと結いの民俗』、『故郷の記憶 下巻 生業と交流の民俗』が決定
2020年09月16日
 一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(ジャグラ、中村耀会長)主催、 NPO法人日本自費出版ネットワーク(中山千夏・川井信良代表理事)主管の「第23回(2020)日本自費出版文化賞」の最終選考結果記者発表が9月15日、吉祥寺東急REIホテルで開催され、大賞に、那賀教史(ナカ・ミチフミ)氏(宮崎県宮崎市)の『故郷の記憶(フルサトノキオク)上巻 祈りと結いの民俗』、『故郷の記憶(フルサチノキオク)下巻 生業と交流の民俗』<地域文化部門>が決定した。
 今回、応募数が昨年、一昨年より100点ほど多い603点となり、5年ぶりに600点台に回復した。本来なら最終選考委員が一堂に集まり各賞を決定するが、コロナ感染防止のため最終選考委員7人により各部門賞・特別賞を在宅選考し、中山千夏代表と鎌田慧審査委員長で大賞を決定した。当日の記者発表には主催者のジャグラと主管団体の日本自費出版ネットワークのみで行い、選考理由は代読された。また、11月28開催予定だった表彰式は中止、11月末、受賞者のスピーチ並びに選考委員の選考レポートをまとめた冊子を発行する予定。
 大賞作品について、鎌田委員長は「この作品は想いにあふれ、暖かく血が通っていて読みやすい」と講評している。

第23回日本自費出版文化賞大賞・部門賞、特別賞は次のとおり(敬称略)。
■大賞
<地域文化部門>
故郷の記憶(フルサトノキオク)上巻 祈りと結の民俗
故郷の記憶(フルサチノキオク)下巻 生業と交流の民俗 那賀教史(ナカミチフミ)(宮崎県宮崎市)

■部門賞
▽地域文化
生きるー窪川原発阻止闘争と農の未来― 島岡幹夫(高知県高岡郡四万十町)
▽個人誌
また「サランへ」を歌おうね 山本友美(福岡県八女市)
▽小説
ひょう風 竹本真雄(沖縄県石垣市)
▽エッセー
私の出逢った詩歌(上巻・下巻)進士郁(東京都世田谷区)
▽詩歌
カロートの中 佐藤武(北海道札幌市)
▽研究評論
東洋日の出新聞 鈴木天眼~アジア主義 もうひとつの軌跡 高橋信雄(長崎県長崎市)
▽グラフィック
天国へのパスポートーある日の阿波根 昌鴻さん 張ケ谷弘司(千葉県柏市)

■特別賞
▽コニカミノルタジャパン賞
<地域文化>北海道の森林鉄道 松野郷俊弘(北海道旭川市)
▽モリサワ賞
<個人誌>リンケージ外交戦術―アラビア湾の架け橋となった日本人― 中村公也(神奈川県横浜市)
▽ホリゾン・ジャパン賞
<小説>小説1 短篇集 子供の世界 -昭和四十年代記― 古閑章(鹿児島県姶良市)
▽ショーワ賞
<エッセー>童話は甘いかしょっぱいかー出版までの長い道のりー 浜尾まさひろ(東京都板橋区)
▽リョービMHIグラフィックテクノロジー賞
<詩歌>手のひらの海 平山繁美(愛媛県今治市)
▽大塚商会賞
<研究評論>別冊 会津学VOL1-暮らしと繊維植物― 菅家博昭(福島県会津若松市)
▽富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ賞
<グラフィック>レシピのないレシピ 春夏/秋 BitBeans、藤野嘉子、中本公平、金井美雅子(東京都千代田区)


選考委員(敬称略)
▽鎌田慧(ルポライター・選考委員長)
▽中山千夏(作家)
▽秋林哲也(編集者)
▽佐藤和夫(哲学思想研究者)
▽藤野健一(編集者)
▽小池一子(クリエイティブ・ディレクター)
▽成田龍一(日本女子大教授・歴史家)


挨拶する中村耀ジャグラ会長


 大賞作品を紹介する日本自費出版ネットワークの
 岩根順子氏(右)